Q56
膝が剥離骨折し、早く治るために手術しました、しかし、釘の先が骨から少し出ていて、手を当てると少しは痛みます。先生が後半年か、一年にしたら、再手術して釘を抜きますと言っていますが、果たしてその必要があるでしょうか?釘の材質は、チタンだそうです。抜かなくてもいいですか?、できることなら避けたいですが。


A56:
釘の先が骨から出ていて、軽い圧痛があるのなら抜釘してもらった方が良いと思います。釘といっても骨とは違い、生体では異物です。将来、炎症反応も起こりえますし、何年もおいて置くと材質によっては金属疲労なども起こりえます。もっとも、材質によっては抜く必要のないものもあります。しかし、主治医の先生が抜くとおっしゃっているのならそれに従った方が無難でないかと思いますが、材質的にはチタンは生体には影響が少ない方です。少ないとは言っても生体には異物ですので高齢になったときに影響がないとは言えません。また膝は動きが多く、釘の頭が内側から皮膚を刺激し炎症をおこすこともあり得ます。というわけで、高齢の方の場合は抜かないで置く事も考えますが、年齢的には、技術的に抜けるなら抜いたほうが良いと思います。もちろん主治医の先生の指示によりますが。



Q55:

私はピアノを習っているのですが、右手の親指の付け根の関節(骨)が出っ張っていて、上手く自由に動かせません。鍵盤におろすと時々ガクッっとなってしまいます。どんなものかわかりますか?

A55:
右手の親指の付け根の関節(骨)が手のひらがわに出っ張っているのでしょうか?ガクッっとなるのはひっかかるとか、急に伸びなくなるという状態でしょうか。もしこのような状態でしたら、俗称”ばね指”という腱鞘炎です。原因として使いすぎて起きることがほとんどです。なかなか治りづらいので、一度近くの整形外科の先生に診て貰ってください。
参考ページ
http://www.yuzaaseikei/shikkan/bane.htm


Q54:
主人はステロイドの副作用で大腿骨骨とう壊死です。手術は人工関節しかないのでしょうか?また、入院期間や復帰までどれくらいかかるのですか?

A54:
大腿骨骨頭壊死の原因には、アルコール性、ステロイド性、原因の分からない特発性などがあります。特発性骨頭壊死ですと、人工骨頭置換術のほか、生きた血管の付いた骨片を使用する血管柄付きの骨移植術や大腿骨頭回転骨切り術などが考えられますが、残念ながらステロイド性は血管の脆弱性のため骨移植などはあまり行われません。年令にもよりますが、人工骨頭置換術や人工関節置換術が選択されると思います。入院期間は病院によって差がありますが、人工骨頭や人工関節でしたら、順調にいけば3ヶ月程度で通常の日常生活戻れる可能性があります。詳細は主治医の先生にご相談ください。


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